【茨城・プラント】防音工事の費用や目的は？依頼前にチェック！

防音の種類

騒音を防ぐ方法には4つあり、それぞれのおもな防音の仕方は次のとおりです。

遮音

騒音を跳ね返す防音です。遮音シートを張ったり、遮音パネルや石膏ボードなどを設置したりします。防音素材を設置するだけなので費用が安く、DIYも可能です。

吸音

音を吸い込む素材を使って騒音を軽減させます。壁や天井に施す防音で、使われる材料はグラスウール、発泡ウレタン、ロックウールなどです。

防振

音の伝導を減らす防音方法で、機械の振動や床の足音などの防音に効果的です。フェルト、ブチルゴム、マットなどの材料が使われます。

制振

騒音の原因となるものの振動を減らします。使用される材料はおもに鉛のシート、ゴムなどです。

騒音の種類

音が発生すると振動として広がっていきますが、音には「空気音」と「固体音」があります。それぞれの適切な防音の仕方も知っておきましょう。

空気音

空気中を振動して広がっていく音で、車の騒音、人の声、楽器の音、カラオケなどが空気音に当てはまります。空気音に効果的な防音方法は、遮音または吸音です。

固体音

壁や床、天井、配管などで伝わっていく音で、人の足跡、椅子を引く音、さらに工事現場の音も固体音です。固体音の防音対策は、防振または制振を行います。

プラント工事と防音工事は一緒に依頼するのがおすすめ

プラントが完成してから防音工事を行うと、既存の壁材や天井材などを撤去しなくてはいけないこともあり、工事が大掛かりになってしまうでしょう。プラント工事をする際は、防音工事も同時に検討することをおすすめします。

床の防音工事

人の足音や椅子を引く音などが下の階に響かないようにするための防音工事です。床の防音工事には次のような方法があります。

防音マットを敷く

椅子の引く音を防ぐだけなら、防音マットを引くだけで十分です。防音マットは通販サイトでも1万円以下で購入できます。

既存の床の上に防音工事を行う

既存の床の上にフローリング付きの防音マットを敷きます。床を剥がす必要がないため費用は安く、1平方メートル1万円でできますが、傾きが生じる可能性があるのがデメリットです。

既存の床を剥がして防音工事を行う

張替え工事費用（約5万円）と基礎工事費用（3万～10万円）がプラスされます。10平方メートルの防音工事の費用相場は18万～25万円です。

壁の防音工事

壁の防音工事をすることで、人の話し声や楽器の音などの防音ができます。壁にできる防音工事は次のふたつです。

遮音シートや防音パネルを設置する

遮音シートや防音パネルはDIYでも設置できます。通販サイトでも多種多様のものが販売されていて、安いものでは数千円で購入することが可能です。

壁の内側に防音材を入れる

壁を取り壊して遮音シート、吸音材、石膏ボードを内側に入れます。その費用相場は1平方メートルあたり約9,000円～1万円ですが、仕上げに壁の張替え費用として1平方メートル約500円～1,200円かかります。また下地が悪く下地処理が必要な場合は、約2万～4万円がプラスされるでしょう。

窓の防音工事

外からの騒音を遮音するのには、窓の防音工事が効果的でしょう。窓の防音工事と費用相場は次のとおりです。

二重窓にする

防音性を重視するなら二重窓がおすすめです。窓1箇所にかかる費用相場は約5万～10万円ですが、別途施工費用がかかります。二重窓の費用相場は約10万円です。

防音ガラスに取り替える

見た目を重視するなら防音ガラスに取り替えるとよいでしょう。ただし、ガラスだけでなく既存のレールも交換することになります。防音ガラスに取り替えると費用相場はガラスの大きさと種類によって異なりますが、約5万～15万円です。