【茨城】プラントの配管保温工事が省エネに？業者をお探しの方へ

どこから削減するか？

工場やプラントで使用する蒸気の省エネを考えるならば、まずはどこから削減するかを考えましょう。蒸気は蒸気設備での使用が多く、空調などの一般設備での使用はわずかです。よりエネルギー使用量の多い設備から省エネに取り組むと、省エネ効果は高いでしょう。

蒸気設備の省エネでは、設備の入れ替えやシステムの更新などが可能ですが、これらは莫大なコストがかかり、省エネになったとしても、コスト分を取り戻すには時間がかかります。蒸気はロスが多いので、ロスをいかに減らすかを考えます。漏れがないか、必要以上に使っていないか、熱として逃げていないかなどを確認し、ロスとなっている原因を突き止めるのです。

ただし、蒸気は目に見えにくいので、どこでロスがあるかわかりにくいという特徴があります。蒸気流量を把握するためには、流量計を使用して数値化するのです。いくつか計測方法があり、差圧式や渦式、超音波式などが挙げられます。これらの方式を使用して蒸気の流量を計測し、無駄な部分を探してロスを改善することで、省エネに取り組めるのです。

蒸気漏れチェック

室内での配管漏れはなくとも、屋外にある配管のフランジやグランド部分からの漏れが発生しやすいため注意が必要です。注意して見ると気がつく程度の漏れでも、年間損失額が1万円以上になることがあります。蒸気の乾き度を保つために、配管でのドレン水を外に出すのがスチームトラップです。見にくい場所にあり点検しにくいものですが、こちらもわずかな漏れで損失が発生するため、定期的に点検しましょう。

蒸気量チェック

蒸気圧力が高く、余計に蒸気を使うことで無駄が発生しているケースがあります。この場合も余計なコストを発生させるので、使用目的に応じた最低限の蒸気圧力になるよう調節が必要です。配管が太すぎても余分な蒸気を使うので、細い配管への変更を検討しましょう。配管が必要以上に長いときは、短い配管と交換します。使わない蒸気設備があっても、設備のバルブを閉めるだけでは、ボイラーから設備の配管まで蒸気が送られてしまいます。使用しない蒸気設備は、ボイラー出口で蒸気をシャットアウトしましょう。

配管の断熱

蒸気は配管を通る間に熱が奪われ温度が下がります。この場合は効率が下がってしまうので、配管の断熱も省エネに繋がるでしょう。配管を断熱材で包み、放熱を防ぎます。簡単に設置できる保温ジャケットもあり、配管の種類に応じて選べます。断熱はむき出しの配管に行うのでどの配管に施せば良いかわかりやすく、対策がしやすいでしょう。

茨城で蒸気設備の省エネ対策を検討する際には、業者に依頼して断熱のための保温工事を行うのがおすすめです。保温工事を行うことで蒸気の熱を無駄なく利用でき、コスト削減になります。茨城にプラントがあるならば、是非とも保温工事を依頼しましょう。早めに保温工事を行えば、それだけ早い時期から無駄を省きコスト削減が可能です。