【茨城】プラントの保温工事は何をする？ご依頼ケース別に施工内容を解説

屋内露出（一般的居室・廊下）

屋内露出の配管は、人が触れると怪我や火傷などの危険があるため、合成樹脂のカバーや板金によるラッキングをして仕上げるのが一般的です。保温筒に合成樹脂カバーを巻くことが多いのですが、配管が結露しやすい場合はポリエチレン製のフイルムを使用することもあります。

屋内露出（機械室・倉庫・車庫）

一般の人の出入りが禁止されていて、関係者以外は立ち入りができないような機械室や倉庫などの場合は、仕上げ材を使用しないことが多いでしょう。ただ見た目があまりにも良くない場合は、保温筒にアルミガラスクロスやアルミクラフトなどの保温材を使用します。
結露しやすい配管であればポリエチレンフィルムを使用することもありますが、この場合は錆防止として塩化ビニル被覆鉄線で仕上げることになるでしょう。

屋内隠ぺいの配管

屋内で隠ぺいをしている配管は隠れて見えないため、基本的には屋内露出と同様の保温材で包んで固定するだけで完了します。

ピット内（暗渠内配管）

公共建築工事標準仕様書では、コンクリート埋没配管や土中配管について、給水や排水で使用されている配管は保温しないことが定められています。ただしピット内や暗渠は湿気が多いため、ポリエチレンフィルムで防湿をしなければなりません。

屋外露出

屋外に露出している配管や湿気が多い箇所では、仕上げ素材としてラッキングが用いられます。また、防湿としてポリエチレンフィルムを使用して配管を保護しなければなりません。

迅速に対応してくれる

保温工事業者の営業担当者と保温工事について相談する際は、営業担当者がこちらの質問や疑問に対して、迅速に回答できるかが重要です。迅速に対応できるということから、営業担当者であっても十分な知識を有しているとわかります。

また、即答できない質問に対する対処もチェックしましょう。営業担当者が専門スタッフなどとすぐに連携して早期に回答する業者であれば、工事に対する要望や問題点が出たときも迅速かつ柔軟に対応することが期待できます。

施工例が豊富

プラントの保温工事を依頼するなら、保温工事の施工事例が豊富な業者を探しましょう。相談時に、今までどんな施工事例があるのか質問してみるのもひとつの方法です。優良な業者であればきちんと質問に答え、依頼内容に応じた提案をしてくれるでしょう。
プラントの保温工事実績が多い業者は、保温工事に関するノウハウが蓄積されているため、トラブルがあった場合でも適切な対応ができると考えられます。

見積りをもらう

しっかりと現場調査を行い、見積り書に工事の詳細がきちんと記載されているかどうかは重要です。また、提示された見積り書や施工内容に対して、こちらが質問をしたときに丁寧にきちんと答えられる業者は信頼できる業者です。

業者の中には、現地調査を行わずに見積りを出す、あるいは「○○工事代金一式」として見積りの金額だけを提示する業者もあります。このような業者に依頼をすると、不正請求や工事後の追加請求が発生する恐れがあるので注意しましょう。